UniFiが使用するUDPポートとTCPポートを以下に示します。この情報は主に、UniFi Networkアプリケーションをセルフホストしているユーザー、または他社製のデバイスやファイアウォールを追加で使用しているユーザーに適用されます。この点からも、シームレスなデプロイメントと最適な状態でのネイティブ互換性を確保するために、UniFiのフルデプロイメントを推奨しています。


ローカルIngress(着信)ポート

プロトコル ポート番号 使用
TCP/UDP 53 DNSに使用するポート。ゲストポータル(Guest Portal)のリダイレクト、アップデートのダウンロード、リモートアクセスに必要です。
UDP 3478 STUNに使用するポート。
UDP 5514 リモートsyslogキャプチャに使用するポート。
TCP 8080 デバイスとアプリケーションの通信に使用するポート。
TCP 443 ウェブブラウザにみられるような、アプリケーションのGUI/APIに使用されるポート。
UniFi OSコンソールにホストされるアプリケーション
TCP 8443 ウェブブラウザにみられるような、アプリケーションのGUI/APIに使用されるポート。
Windows/macOS/Linuxにホストされるアプリケーション
TCP 8880 HTTPポータルのリダイレクトに使用するポート。
TCP 8843 HTTPSポータルのリダイレクトに使用するポート。
TCP 6789 UniFiモバイルの速度テストに使用するポート。
TCP 27117 ローカルバウンドデータベース通信に使用するポート。
UDP 5656-5699 AP-EDUブロードキャスティングに使用するポート。
UDP 10001 デバイスディスカバリに使用するポート。
UDP 1900 UniFi Network設定で、「L2ネットワーク上でアプリケーションを検出可能にする(Make application discoverable on L2 network)」に使用するポート。
UDP 123 NTP(日付/時刻)に使用するポート。リモートアクセスサーバーとのセキュアな通信を確立するために必要です。

注記:TCP 22は、UniFi Networkがデフォルトで操作するポートではありませんが、UniFiデバイスやNetworkアプリケーションにSSH経由でアクセスする際に使用されるポートであるため、本記事でもご紹介します。


インターネット経由でL3を管理する際に必要となるIngress(着信)ポート

注記:これらのポートは、ゲートウェイ/ファイアウォールおよびUniFi Networkアプリケーションのホストで開いている必要があります。アプリケーションがホストされているゲートウェイ/ファイアウォールに、ポートフォワードを作成することで開くことができます。

プロトコル ポート番号 使用
UDP 3478 STUNに使用するポート。
TCP 8080 デバイスとアプリケーションの通信に使用するポート。
TCP 443 ウェブブラウザにみられるような、アプリケーションのGUI/APIに使用されるポート。
UniFi OSコンソールにホストされるアプリケーション
TCP 8443 ウェブブラウザにみられるような、アプリケーションのGUI/APIに使用されるポート。
Windows/macOS/Linuxにホストされるアプリケーション
TCP 8843 HTTPSポータルのリダイレクトに使用するポート。
TCP 6789 UniFiモバイルの速度テストに使用するポート。

UniFiリモートアクセスに必要なEgress(退出)ポート

注記:ほとんどの場合、これらのポートはデフォルトで開かれており、制限されていません。

プロトコル ポート番号 使用
TCP/UDP 53 DNSに使用するポート。ゲストポータル(Guest Portal)のリダイレクト、アップデートのダウンロード、リモートアクセスに必要です。
UDP 3478 STUNに使用するポート。
TCP/UDP 443 リモートアクセスサービスに使用するポート。
TCP 8883 リモートアクセスサービスに使用するポート。
UDP 123 NTP(日付/時刻)に使用するポート。リモートアクセスサーバーとのセキュアな通信を確立するために必要です。

デフォルトのポートを変更する

デフォルトのポート割り当ての変更は、セルフホスト型Networkアプリケーション(Windows/macOS/Linux)のみでできます。次の手順で変更できます。

  1. UniFi Networkアプリケーションのすべてのインスタンスを閉じます。
  2. system.propertiesファイルを変更します。このファイルは <unifi_base>/data/system.properties ディレクトリにあります。
    • 例えば、ポート8081が使用中で、ポート8089が開放されている場合、unifi.shutdown.port=8081unifi.shutdown.port=8089に修正することで変更できます。
  3. UniFi Networkアプリケーションを再起動します。

注記:カスタマイズする行に、先頭または末尾のスペース、コメント、ハッシュタグ(#)などの文字が含まれていないことを確認してください。含まれていると、UniFi Networkはカスタマイズを無視します。